令和5年8月18日(金)、「船で出て 夏の宍道湖を調べよう!」を開催しました。国土交通省出雲河川事務所、島根県環境保険公社、白鳥観光有限会社のご支援を受けて、ハクチョウU号に乗り、嫁が島沖の宍道湖上で、宍道湖の水質、湖底の水生生物の調査、観察を行いました。雲南市や広島市から集まった小学生とその保護者が熱心に調査、観察、記録をしました。このページの写真は使用自由です。
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島根県環境保険公社の戸田さんから宍道湖の水質などについて、総合的なお話を聞きました。
早速、宍道湖の水をCODパックテストで測定しました。 宍道湖の水とポカリスエットを混ぜた水のCODを比較
CODは、3〜4でした。 CODは、250以上と測定範囲外になりました。
透明度の測定 宍道湖の水の今日の透明度は、約50pでした。
+の見え始める所
水温、塩分濃度、溶存酸素(DO)の測定器 測定結果をボードに記入
各自も自分の用紙に結果を記録する。 宍道湖の各水深での水温、塩分量、溶存酸素量の結果
水温と溶存酸素量は、水深が深くなるほど低下し、塩
分濃度は、湖底で大でした。3.5psuは0.35%にあたる。
底土採集機での宍道湖底どの採集 底土のふるいによる分別−土を落として生物をより分ける。
振り分けて残った土壌生物 土壌生物の分別−その1
土壌生物の分別−その2 土壌生物の分別−その3
宍道湖底の生き物の調査結果(3人分の集計) ヤマトスピオ
ヤマトシジミが34匹も含まれ、宍道湖は「ややきれいな
水」と判定しました。
カワグチツボ(1) カワグチツボ(2)
生きたヤマトシジミ(斧足で移動する) ヤマトシジミとユスリカ
カワザンショウ ユスリカの幼虫
美保湾から海水(青色が付けてある)が流入し、境水道→中海→大橋川→宍道湖と浸透する様子。塩水は湖底側に多
くなる。
宍道湖は日本の湖の広さで7番目。汽水湖である。塩分量は、雨量、斐伊川からの水の量、日照り、海水の流入量
などによって変化するが、今日の測定結果では、おおよそ0.35%(3.5psu)だった。海水の塩分濃度は、3.4%な
ので、かなり低く海水の約1/10の値だった。
最後に、全員で記念撮影をして、滅多に経験の出来ない船で宍道湖に出て宍道湖の環境を調査するという楽しく有
意義だった宍道湖水質調査体験を終了し、解散した。
次に、島根日日新聞に掲載された記事をご紹介します。画面上をクリックすると拡大します。
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